13人が本棚に入れています
本棚に追加
彼が言ったことが本当だったのか、今となってはもう分からない。
とにかく悠一郎は、10ヶ月たって首が回らなくなり、逃げたんだ。
「こんな男でごめんな」なんて言葉を残して…。
そのときには、もうもとの10倍以上にお金が膨らんでいた。
信じていた人、愛していた人に裏切られた。
その事実に私はめちゃめちゃうちひしがれた。
悠一郎は私のこと愛していなかったの…?
この6年間はなんだったの?
自殺も考えた。
でも、そんな悲しみにくれるヒマもなく、
――悪夢が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!