お城と夢

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「そして、このように胸を包み込み…あ、すいませんが背を伸ばしてくださいませ」 「はあ、」 璃乙は言われたとおり背伸びをし、少女達は、それぞれ持ってる布を交換し布が前で交差するようにした。 そして、璃乙の乳房に布を宛がう。 「では次に両腕を前に伸ばしてください」 「うん」 璃乙は横の二人に当たらない様に、そっと前へ倣い(ならい)をした。 「そのままの姿勢で…少し苦しいでしょうが我慢なさってください」 「へ?はあ…」 少女達は宛がった乳房を布で包み、そのまま少しグッと上へ持ち上げた。 「……」 (ああ…ブラの代わりだったのか……そりゃこんな小さい子達は付け無いもんね…) 璃乙は、一人で納得しながらも、少女達は手際よく進めていく。 持ち上げたまま、少し力を入れ後ろで再び交差し、そのまま前に持って行き下腹当たりでキュッと結ぶ。 「痛くありませんか?」 片方の少女が聞き、璃乙は大丈夫、と答えた。 「あら、よく似合ってるわ」 プリンセスがニッコリと笑い、そう言った。 「そう?ありがと」 釣られて璃乙も笑う。
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