お城と夢

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「……、あれ…?」 途端、璃乙に急激な眠気が襲った。風呂場で感じていたよりも強い眠気だ。 璃乙は慌てて目を擦った。 「…どうなさったの」プリンセスは表情を変えずに、聞いた。 「…ん……なん…か…ねむい…」 そう言う璃乙の足はふらふらしていた。 「そう」 プリンセスは、より一層笑みを深め、 「きっと疲れたのね、少し横になられたら?」 上機嫌で言った。 だが、強い眠気が襲っているせいか、璃乙は全然気付かずに 「うん…」 了承した。 「ここよ、さあゆっくりお眠りなさい」 「ん…」 璃乙が案内された部屋は、カーテン付きの大きな綺麗な白いベッドが真ん中に置いてあり。 他にも豪華な家具が設置されているが、璃乙は見る暇も無く、ベッドを見つけると、すかさずダイブした。
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