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『まぁともかく沙苗ちゃんと友達になったから!!行くわよ!』
砂羽は、とても仕事が早い…。情報を何処からか知らんがスグに手に入れ、俺に提供してくる。
そして、今日もやはり俺に提供してきた。
「なんでわざわざ俺が行かなきゃならんのか、説明してもらおうか」
動くのが面倒でそんな奴らとなれ合いたくない為、テキトーな理由とつけてこの場に残ろうとしたのだが…。
『見てて面白い、これは過去最高に笑え…凄いから、見なきゃ損だから、祐君もそう思うよね~?』
『せやな~確かに見とった方がええかもしらんで?』
砂羽はホントに連れて行きたいらしく、祐にまで振る。
祐は普通に返し、行けと目で合図を送ってくる。
…にしてもよくアレほど説明の理由が出てくるもんだ、一部言いなおしたしな、アイツ。
「わかったよ…そこまで言うんなら行ってやっけど、祐も来るんだよな?(ニヤリ」
俺は仕方なく行くことに決め、祐に向き直ると口角をあげて意味深な笑みを向けながら問うた。
『…行ったるよ…後が怖いけんな』
祐は渋々了承しながらも顔は真っ青だ。
なんせ俺は祐の弱点を知ってるため、逆らえないらしい。
特に意味深な笑みを出した時はらしいが。
『さぁ~行くわよ~、どうなるか楽しみねぇ~♪』
砂羽はとても楽しそうだ。
時々コイツの楽しそうな笑みには殺意を覚えるが。
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