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呆然と言うか呆気にとられている水城
志摩のこめかみ辺りには青筋がピキピキ動いている
(違う意味で怖い)
本能で悟る水城
「おぃ水城!」
「!」
ビクンと緊張したように肩を震わす水城に対して「手伝え」とだけ言ってキッチンに戻って行った
「……【だいじょうぶ?春さん】」
「へぇぎ…なでだいぎな」
※訳平気慣れた行きな
水城はコクンと頷きキッチンへ向かった
「水城」
「?」
「この皿をあっちに持っていけ後コレも」
「コクン」
(志摩や春さんが側に居たらよかったのに)
「……」
小さな音をたてながらテーブルに食器やスプーンを置いた
「志摩~」
「何だよ春」
「サラダ食べたい!」
「……自分で作れし」
「えぇ~お願い」
「…………分かったからその顔止めろキモい」
「😖……泣」
「いちいち落ち込むな!お前相変わらず昔と変わらないな」
「そう?」
「あぁ……」
「そうかな?志摩知ってる?毎日変わり続ける事より何一つ変わらない毎日を過ごす方がずっとずっと難しいんだよ」
「は?」
「やっぱ馬鹿志摩だね」
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