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「すぐ戻るから…な?」
ニコッと笑う響に若い客は『分かった』と寂しげに呟いた
響は橘の待つテーブルに向かった
『明さんちょっと』
「?」
『橘様のご指名です』
「分かりました恵さんごめんなさい指名入っちゃって…」
『もう少し居て欲しいけど指名じゃ仕方ないわねぇ……』
「ありがとうございますでは後ほど」
明が客に微笑むと客は顔を真っ赤にさせた
「「ご指名ありがとうございます橘様」」
『こんばんは2人共』
2人は橘を挟む様に座った
「何にしますか?橘様」
『そうねぇ…ドンペリと明君と響君は何がいい?』
「俺は橘様の好きな物で構いません貴女と過ごせるだけで幸せですから」
『クスクス相変わらず口が達者ねぇ響君は…明君は?』
「僕も響と同じですよ?橘様が好きな物を頼んで下さい!」
『じゃあ……フルーツ盛り合わせの大頼んでちょうだい』
「オーダー入ります!ドンペリとフルーツ盛り合わせの大!」
ホスト達は掛け声と共にグラスにお酒を注いでいく
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