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「ほら肩貸してやる」
青年に肩を貸して志摩は帰宅した
ガチャン
「ほら入れ」
「……」
リビングの電気をつけ黒いコートをハンガーに吊し冷蔵庫を開けてペットボトルを取り出しソファーに腰掛けて青年に話し掛けた
「俺の名前は志摩京介、職業はホスト」
「………」
「お前は名前を忘れてるのか?」
「……コクン」
「…呼び名はないとな……とりあえず…【水城】」
「…………?」
「俺の母親の名前だ」
「…………」
「漢字で書くとこうだ」
志摩は紙にボールペンで【水城】と書いた
「……?」
「水城腹減ってるよなソファーに座ってろ」
志摩は立ち上がると台所で何やら作り始めた水城は志摩に言われた通りソファーに腰掛けた
数分もすると水城の目の前にはミートスパゲティーとサラダが置かれた
「ほら食え、飲み物は冷蔵庫だから勝手に飲んで良いから食い終わったらキッチンに置いておけ後風呂沸かしとくから入れよ俺は寝るから起こすなよ」
「……」
「ふぁぁあぁ」
志摩は欠伸をすると部屋に入りベットに寝転び眠りに着いた
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