Amazing Kiss

アンビリーバボー！！

ため息をつきながら、先輩の隣でショーケースを磨き始めた。

「莉乃ちゃん！！」

「はい！」

浅田先輩は、私の目の高さで小さな袋を揺らした。

「ハッピバースディ！！」

「あ、ありがとうございますっ！開けてもいいですか！？」

「どうぞ～♪」

水色の小さな箱からは、シルバーのハートのピアス♪

「かわいい～♪さっそく着けますね～♪」

鏡の前に立ち、ピアスを着けた。