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それからというもの、俺はもう一回寝てみたり、フライパンで頭を殴ってみたり(昇天しかけた)、あえて歯を磨いてみたりしたが、一向に元には戻らない。
どうなってんだよ……これじゃ遊びにいけねぇよ。
そろそろ本気で不安になってきた時、玄関のチャイムが鳴り響いた。
郵便かな?いやまだ時間は早いか。
って事は……
「龍之介か」
ポン、と手を打ち、玄関へと移動してドアを開けようとして俺は気付く。
俺……この格好のままじゃん……
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