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事の発端は三年前。中二の終了時。
俺はいつも通り勉強、スポーツ、武芸、茶道や華道などをやらされ、いい加減嫌気が差してきていた。
何で、皆遊んでるのに――
そして俺は一日だけ稽古をサボり、外へと遊びに出掛けた。
家とは全く違う……新鮮な楽しさ。
俺はすっかりそれに惚れ込んでしまい、その日は夜が更けるまで遊んでいた。
そして家に帰ると――
「この大馬鹿野郎ッ!」
父親からの怒声と、暴力。
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