俺は女子

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  俺はそれに従うどころか反発し、更にサボる日は多くなっていった。     そんな、ある日。       「お前は何度言ったら分かるんだ!」       いつも通りの罵声と暴力。     そんな父親とこの家に、いい加減嫌気が差した。 俺は父親を跳ね除け、吼える。       「出て行ってやる、こんな家!  誰がお前の会社なんて継ぐか!」         そして貯金してあった小遣いを全て持ち、カバンに服や必要なものを突っ込んで家を飛び出した。         まぁ……グレたって奴だ。    
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