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「恭ちゃん行くよー!」
可愛らしい声で俺の1日は始まった。
桜吹雪舞う中俺は今日、高校生という甘酸っぱい青春へと足を踏み入れる。
「おーう。今行くー」
俺の名前は南雲 恭弥(なぐも きょうや)
大した特長もない普通の男だ。…言ってて悲しくなった。
これからの明るい未来を期待するように俺達は桜並木をゆっくりと歩き始める。
「恭ちゃん…」
いきなり真剣な声を出したこいつは葛西 千鶴(かさい ちづる)
幼稚園からの幼なじみで宝石の様に綺麗なエメラルドの髪を肩より下まで伸ばしているエロエロ天然娘だ。
顔は抜群に可愛い。
中学の時は天然なとこが更に人気に拍車を掛けて男子の中ではアイドルだ。
ま、エロいのを知ってるのは俺だけだったが。
ちょっと優越感に浸る俺。
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