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「5年に1回しか聞けないという千鶴の真剣な声を出してどうした?」
「そんなに貴重なの?って事は5年後は大学生だから「俺が悪かった。話を元に戻そうか」
「うんとね、学食にスイーツあるかな?」
「…は?」
「チョコパフェとかあったら良いのにな~」
「他にも心配する事あるだろ…友達出来るかなー?とか勉強付いていけるかなー?とか思わないのか?」
「そう?全然思わないけどなー」
小さく首を傾げる姿すら可愛く見えるのは地元でも可愛いと大人気の制服と桜のせいだと自分に言い聞かせる。
千鶴は軽く小走りで少し先に行ってこっちを振り向く。
風が強く吹き桜吹雪が千鶴を包む中で髪をかきあげる仕草と一瞬の憂いた表情にドキッさせられる。
そして鞄を両手で持ちながら彼女は笑いながら言った。
「これからは制服プレイし放題だね!」
「…景色が台無しだな」
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