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「どうしたんだよ!?」
「予約がかぶってんだよ!」
「えっ?」
要は店の手違いで、団体客と俺達が予約した時間を同じ時間で承けてしまったらしい。
広くない店内には、団体客がもう席に着いていて俺たちの場所はないみたいだ。
「申し訳ございません!時間の確認ミスです。
本当に申し訳ございません。」
謝る店員になおもキレ続ける仁王立ち、腕組みのマサシ。
「どうしてくれんだよっ!」
高校の時から、マサシは許せないことには徹底的にキレまくる。
「マサシ…女の子達怖がっちゃってっから…。」
回りが見えてないマサシに、アキラがそっと耳打ちした。
大学に入学してから仲良くなったアキラは空気が読めるしっかり者。
「出ようぜ。」
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