コウスケの人生――始まり

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店を出たは良いが、今日は12月23日祝日の金曜日。 19時すぎ… 駅前の繁華街は、どこの店も満席状態だ。 「どうするよぉ。」 相変わらず寒そうに地団駄するダイ。 思ったことはすぐに口に出す自由人なダイ。 チョットキレ気味のマサシは無言。 女の子達も下を向いてしまっている。 この空気…せっかくのコンパが… 「あっ!そうだ!!」 何か閃いたらしいアキラが大声で俺に向かって話し出した。 「コウん家、近いじゃん!」 えっ?俺ん家? 「店混んでてムリっぽいし、お前ん家で宅飲みにしようやぁ!」 「えぇぇ!?」 急な展開。 アキラの閃き。 家飲みはさすがに女の子が嫌がるんじゃないか…? 「宅飲みならお鍋しようよぉ!」 えぇぇぇっ?
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