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「ちっ・・・」
足音は三人。
しかし、自分の周りに見える人影は無し。
自分の足音を抜いたとして、敵は二人か・・・。
と、冷静に観察する者・・・花菱烈火は、普通の高校生である。
いや、普通の高校生だと、思っていた。
花火師の一人息子として、育てられてきた烈火は、ある事件により、自分は本当は『火影』という忍の血をひいており、母親である陽炎[カゲロウ]が使った時空流離[ジクウリュウリ]と言う禁術で現代に流されたこと、自分には炎を操る能力があること等、信じがたい真実を知った。
烈火が慕っている、佐古下柳には治癒能力があり、森光蘭[モリコウラン]という、大金持ちの目にとまり、彼女ごと奪われそうになったが、霧沢風子・石島土門・水鏡凍季也・小金井薫といった力強い味方達と一致団結し、森から柳を無事救出することに成功した。
その際、世界の全ての魔導具[マドウグ]は砕け散ってしまったが・・・。
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