企み…2

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竜:健…?? 健が取り出したハンカチ… あの時に恵がくれたものだった そのハンカチは、汗や血で 軽くにじんでいたが、 特別なものだった…… 健はそれを、 竜真の足首に強く巻いたのだ 竜:健…大丈夫なのか?? こんな足に…そのハンカチ… 健:なーに言ってんや このハンカチはなー 特別なハンカチやねん 特別だからこそ、巻いたんや これで少しは足への負担は 和らげると思うぞ?? 健はそう言うと、竜真の足を ぽんっと叩いた… 竜:痛っ!!………くない… 竜真は笑った… ハンカチのおかげで、 足の痛さは少しひいたのだ… ―
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