親不孝者

2/2
前へ
/4ページ
次へ
鞠臼はとにかく親不孝者だった。(というか現在進行形。) 怪我をするか病気になるか等、とにかくありとあらゆる面で親不孝者だった。(諄いようだが現在進行形…。) 年中無休の親不孝は止まることを知らず、常に怒られていた。(本当に諄いようだが現在進行形。) 私が中学生のころ、ちょっくら用事で東京に2日間行ったとき、帰宅した私に真っ先に兄弟が言ったこと。 兄2:「お前がいなかった間、お母さん一度も怒らなかったぞ。」 ……うん、そうだよね。だってお母さんが怒るのっていつも私にだからさ。うん。そんな気はしてた。 でもさ わざわざ言うことでもないよね? 笑いながらも密かにそんなことを思ってた鞠臼でした。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加