第3章

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車の窓が開く。 私は窓の方向に目をやるしかなかった。 はぁ…私って本当ついてない…… 運転手席から優ちゃんが覗く。 優「仲岡、なにしてんだよ。お前怪我してんだろ?ったく歩いてんじゃねーよ、バカ」 ってか初めて名前呼んでくれた… じゃなくて バカっつった!もう! 莢「だ、大丈夫です!!こ、これぐらいなんともないですから!」 正直私は仕事柄だとしても心配してくれているのが嬉しかった そして顔が熱くなるのが分かって俯いて喋っていた。 すると車のドアの音が聞こえ顔を上げてみると車の中には優ちゃんはいない。 へ?あれ? 優「お前ってやつはさっきから何訳の分かんねぇ意地はってんだよっと!!」 ぅわあっ 莢「え…いっや―!!」 私は優ちゃんにお姫様抱っこされ後ろの席に足はおろされず靴は脱がされそのままの形でのせられた。 .
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