第3章

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優「はいそこのお嬢ちゃんね、うるさいうるさい。足直角に曲げたら痛いだろ?動くなよアホ」 莢「…うぅ…ぃだ!」 今度はアホっつったぁ―… 優ちゃんにデコピンをされて私はもう何も言い返すことができなかった。 車の中はタバコの臭いが広がっていたのが少し嫌だったけど… 優ちゃんは窓を開けては歩いている生徒一人一人に確認をしていく。 やっぱり根は優しいんだよね 優「おう、伊藤、もう少しだからいけるな?」 男「え~先生乗せてってよう…」 優「はぁ?お前男だろ?!そんな気ねぇよ。」 男「ぇえ?!」 優「冗談だよ!男なら歯ぁ食いしばって完走しろ!じゃ頑張れよ!」 ……。 優「鳴瀬ー、もう少しだから大丈夫だな?」 女「え~先生乗せてって~もうムリ~」 優「すまんお前に興味はない…じゃなくてまだお前なら体力残ってんだろ?!いろんなとこに。頑張れな~」 ………。 だけど先生…ちょっと変態な気がするのは私だけでしょうか… でもちゃんと生徒皆のこと気にしてくれてるんだよね 本当に口は悪いけど… .
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