第4章

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大分怪我が治ってきたある日。 久しぶりに優ちゃんの顔でも覗きに行こうかと思い、放課後1階の保健室に向かっていた。 またなんか言われるかな… でも…優ちゃんに会いたいもん 「ねぇ…あんた」 後ろからポンポンと肩を叩かれ、振り向くと制服のリボンからして3年の女子が2人…威圧的な目で私を見ていた。 あれ…? えと…右側の髪の長い人どこかで… 莢「あの…なにか?」 女「あんたってぇ近藤先生の何なのぉ?」 何なのって言われてもなぁ…逆にそっちが何なのって聞き返してやりたい。 莢「別に何も…」 うん。私と優ちゃんは何もない。 女「じゃあ今からどこ行くの?」 この状況からして言ったらまずいことになりそうかな… 莢「いや別に…」 女「じゃあちょっと顔かしてくんない?」 結局こうなるのね。 私は2人の後についていき、いつも使われていない空き教室に連れてこられた。 .
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