10105人が本棚に入れています
本棚に追加
優「知らねー知らねーなっと。はい終わり!ちゃんと除霊してこいよ?」
でもそう言って私の頭をくしゃくしゃっとしてニカッと笑う。
その顔が私の心を簡単にさらっていくんだよね。
悔しいくらい…
莢「…優ちゃん、また私の手当てしてよね?」
私はわざとらしく拾われた仔犬のような顔で見つめてみた。
優「あーのーなぁー、お前ちゃんと前向いて歩けよ。無駄な薬使わすな!あと俺の労力もな」
優ちゃんはコーヒーを一口飲むとパソコンに向かった。
莢「そんなこと言わないでよー…。…ねぇ優ちゃんてさぁ、生徒とヤっちゃったりしたことあんの?」
噂を聞いたことがある。
先生は来るもの拒まずって…
優「……なんだ急に」
パソコンを打つ手がピタッと止まり私を見る。
.
最初のコメントを投稿しよう!