第1章

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優「知らねー知らねーなっと。はい終わり!ちゃんと除霊してこいよ?」 でもそう言って私の頭をくしゃくしゃっとしてニカッと笑う。 その顔が私の心を簡単にさらっていくんだよね。 悔しいくらい… 莢「…優ちゃん、また私の手当てしてよね?」 私はわざとらしく拾われた仔犬のような顔で見つめてみた。 優「あーのーなぁー、お前ちゃんと前向いて歩けよ。無駄な薬使わすな!あと俺の労力もな」 優ちゃんはコーヒーを一口飲むとパソコンに向かった。 莢「そんなこと言わないでよー…。…ねぇ優ちゃんてさぁ、生徒とヤっちゃったりしたことあんの?」 噂を聞いたことがある。 先生は来るもの拒まずって… 優「……なんだ急に」 パソコンを打つ手がピタッと止まり私を見る。 .
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