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昔、昔ある国に双子の子どもが生まれました・・・・
二人は協会の鐘に祝福され、姉はルイ、弟はカイと名付けられました・・・
二人は共に遊び、共に学び大きくなっていきました・・・
「ねぇカイこれからもずっと一緒にいようね!」
「うん」
しかし国はそれを許さなかった・・・
跡継ぎは二人もいらないのだ・・・・
「待って!!いやよ・・・カイ!!カイと離れたくない!!」
「待って!!ルイの傍にいたいんだ!!」
二人は引き裂かれ、姉は王女として弟は召し使いとして・・・・
皮肉は運命を歩みはじめた・・・・
それから数年後・・・・・ルイは悪ノ王女といわれていた・・・
「王女様、新しい召し使いです」
「ふ~ん・・・そう・・・とおして」
ルイは後ろを向いたまま答えた・・・・
「はい」
「初めまして・・・ではないですね・・?ルイ王女様?」
「Σえっ!!」
その言葉にルイは勢いよく振り返った・・・・・
「ニコッ」
カイはルイに笑いかけた
「カ・・・イ?」
ルイは震える声でたずねた・・・
「はい、王女様・・・・いや、ただいま・・・ルイ」
ルイは目に涙をため・・・
「カイ―――!!」
とカイに抱きついた・・・・
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