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「ぅあああーーーっ、つ、疲れた…」
体育が終わると、汗だくな生徒が水分補給をしたり、どっとお疲れのようだった。
「ボクも、久し振りの運動だったよー!でも、全然眠くないっ、すごくない!?」
「ってか、永遠の眠りにつきそうな位疲れたよな…?」
「……そう?」
「あー。でもさ、何もご褒美ないのに頑張れる気になれないー」
「まぁ、確かにね…。だって、優勝しても貰える物、って言ったら賞状ぐらいだもんねー」
竜ヶ崎は、気だるそうに文句を呟くと、如月もその意見に賛成した。
「……センセイに焼肉奢ってもらう、ってどう?」
「…は?何でお前らに…?」
「おーっ!!良いねっ焼肉!!何か、やる気出てきたかもーっ!!」
「…おい、何勝手に決めてんだよ」
雅の提案にクラスが賛成の声を上げていると、篠崎が面倒臭そうに反論した。
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