entrance-入学-

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「もう、諦めろ。委員長と副委員長は、新羅と如月で決まり。はい、おめでとー」 新羅と如月は、諦めて引き受ける事になった。 「あー、書記もいるんだったな。じゃあ、お前。雅、書記な」 「……拓斗の所為だからな、覚えとけよ?」 「いーじゃんっ!臣が居ないと、俺、何も出来ねーもん」 「………僕は、お前の母親か」 新羅は、子供の様に頬を膨らませると、シュンとなっていじけた。 それを見た雅は、はぁー…と溜め息を吐いて額に手を当てた。 「ショートコントはそこまでにして。ほら、司会。前に出て」 「ショートコントじゃねーよっ!!」 「はいはい」 「先生、私…出番が少ないんですが」 「知るか。そんなの作者に言え、俺は知らん」 「じゃー、いきます。…って、何やったら良いんですか?」 前に出てきた3人は、何をするか聞いてなかった事に気付き、教室の隅で椅子に座って足を組んでる篠崎を見た。 .
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