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「ひゅーーっうがぁあっああぁっあっ!!」
授業中なのにも関わらず、教室のドアを勢い良く開けた男が一人。しかも、大泣き顔で、“ヒュウガ”と言う名前を叫びながら。
「っひ、ひ、ひゅっがーっ、お、俺っ、」
「あーもー、うるせーよ馬鹿姫」
「…誰?ひゅうが?馬鹿姫?」
「俺の名前、日向(ヒュウガ)っつーの。で、コイツがさっき話した妃 姫璃。コイツの事は、馬鹿姫でいいからな。」
「ひ、姫って、ゆーなぁっ!」
「普通、馬鹿を突っ込まない?」
「あー、こいつアホだから。気にすんな」
妃は、篠崎に抱き着くと、わんわん泣き出した。
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