夢の中の

3/4
前へ
/50ページ
次へ
逢いたい逢いたいよ 逢いたくても、もう 声がほしい声が聞きたい耳に響くほどの 触れたい触れたいよ しなやかな肌に 一緒いたいでも だめなんだね 僕は君を一番に 考えるから 悲しむのは 僕一人だけでいいから だからお願い 好きなんだよ 好きなんだよ お願いだよ 泣き声で叫びに近い歌が終わりいっそう泣き声が激しくなった そして 俺も涙が止まらない 気持ちが強すぎる 泣き声と混じり合った 声が聞こえる 【アユ……アユ…………あ゛ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ】 もう泣き声になってない叫び声になってる …… ……… …………… アユ? アユって言ったよな? 今のオレ? ピリリリリ なんか聞こえる ふと目を開けたらソファーの上で涙を流して横になっていた 【夢か…………】 時計を見るとまだ夜中の一時だった 携帯を見ると着信が入っていた 着信履歴一件 アユ とりあいずかけることにした
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加