super nova

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君が居なくなって 気づいたよ 僕にも涙が流れること 涙を流してみてさ 知ったんだ 涙は枯れてやくれないこと 君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の大事さは 居なくなってから知るんだ 述べられた手を拒んだ その時に 大きな瞳が 揺らいだの見た 『向けられた笑顔護る』 誓った日に 小さなその肩 そっと抱き寄せた 君の存在だって もうずっと抱きしめてみたけど 本当に大切で 離れられなくなった 「愛してた…愛してた… 離れたくなんて、なかったんだよ…綱吉」 他人と話したりすると 解るんだ 伝える言葉が無いってこと 君と話したりすると 気づくんだ 伝えたい気持ちだらけってこと 君の亡骸に そっとキスしてみるけど 君の唇冷たくて動かない 僕らの世界の中 君が居れば良いから 気持ち届けたくて 愛し合いたくて 歳を数えてみると 気づくんだ 君を亡くして暫く経ったこと それとほぼ同時に 解るんだ 僕にも終わりが来るってこと 君の存在だって いつでも思い出せるけど 本当に欲しいのは 思い出じゃない生きる君 君を忘れる事は 出来ないよ 君との歴史を持っているから 君を亡くした後で 思い出すんだ 君との出会いがあったこと 誰の存在だって 世界では取るに足らないけど 僕の世界は君が在って造られる 君の存在だって 何度も確かめてみたけど 本当の存在は 居なくなっても 此処に居た 僕らの世界は 止まらないで動いてく 「例えば君がいなくても、動いてくんだよ 綱吉…聞こえるかい?」
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