冬の幻

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君の写真が笑ってる 大好きだった笑顔で 敵ファミリーの不意打ちで 僕の側から消えた 君が居なくなっても まだ側に居る気がして 振り向いてみるけど 君は居ないね 君を忘れられない 逢いたくて眠れない 儚すぎる命はもう亡いのに 震えた声で 君を呼ぶけど 君の瞳が開くことは無いんだ 泣き虫で怖がりだった 君と約束したこと 「絶対僕が君を護る」 今でも忘れてない まるで子供のように笑う笑顔が好きで 護りたかったのに 護れなかった "哀しい未来のせい" そう言って逃げていた 本当は弱い 僕の 非力さのせい 壁にもたれて 静かに泣いて 君との思い出にすがる 神は信じないけど 奇跡が起こるのなら 僕達の願い叶うのなら もう一度だけ 君に逢わせて 幻想でも良いから 過去の君が現れて 今にも泣きそうで 切なくて…抱きしめたいよ 離したくない 愛し合いたい でもそれは叶わないから 君の力になるよ 笑顔が見たいから 過去の君を悲しませない為 遠い記憶に 君を映して あの日の笑顔をまた… _
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