ある日の朝

7/11
前へ
/19ページ
次へ
妻に何か言われるんじゃないかとソワソワしながら、食卓に向かう。 こんな状態なんだから、正直、何も食べたくないし、毎朝準備されているボリューム満点の朝食なんて、尚更、食べたくもないのだが… 無理矢理、胃に押し込んだとしても、吐かずに食べ切ることに自信がない。 テーブルの上から目を背けるように、僕は椅子に座った。 気が重くて仕方ないのだが、ヤケクソの思いで、テーブルの上に目線を移した。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加