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その⑦
■重度のへりくだり言葉について
丁寧語、謙譲語…日本には素晴らしい文化があります。相手をたて、敬う事…
とても大切な事です。
日本人は特に周りの目が気になり、周りに順じようとする民族なのだそうです。
【へりくだる】この行為は相手を敬う事から発生する日本人特有の行為の代表とも言えます。
近年、そう言った言葉の使い分けができない人が増えている中、丁寧語や謙譲語を使い分ける事ができるというのは素晴らしい事ともいえます。
皆さんは丁寧語と謙譲語…一緒だと思ってませんか?どちらも相手を尊重する言葉では有りますが、使い方を間違えると相手に不快感を与えてしまうかもしれないと言うことをお話したいと思います。
丁寧語とはその名の通り、
相手への礼儀を重んじている言葉です。
例えば最初に人と対面した場合、です・ます調を主としたしゃべり方しますよね。
相手と対等である場合に使われる言葉な訳です。
例】
私には勿体ない言葉です。
そしてよく間違われるのが謙譲語。
これは上下関係がハッキリしている場合に発生する言葉。
自分が相手より一歩下がった立場で接する言葉です。
相手を敬う為に自分を卑下することで尊重する言葉です。
例】
私などには勿体ないお言葉でございます。
さて、どうでしょう。
大きな違いがわかりますでしょうか?
謙譲語は主に上司(上役)や国王など目上の人を部下や目下の者が敬い立てて喋る時に使われる言葉なわけです。
接客業をされた事がある方は分かると思いますが、【客】の事をお客様と言いませんか?
それは自分の店に食べに来て【下さってる】方、な訳です。だから謙譲語が発生しているのです。
下さる・なさる・られる…などは全て謙譲語です。
両方とも相手に対して礼儀を重んじている言葉ではありますが、
相手の【立場】によって
使い分ける必要性があるのです。
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