彼はきれいだった

ヒロ

お…男!?
にしてはきれいすぎる…
あ、お姉ちゃんちょっと天然だから勘違いしてるんじゃ…
でも「オレ」って言ったし。

頭の中でグルグルそんなことを繰り返し考えている。

変な汗も出てきちゃったよ。

「やだ…お姉ちゃん変なこと言わないでよ。」

苦笑いでそう言ってみる。
ねぇ？と、ヒロさんを見ると

「うん、そう。」

え！認めた？

「うっそー！！？」

私は大声をあげてしまった。