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｢あらー棗さん、新しい遊びですこと？｣
｢ささささささささ！｣
｢さ・さ・せ・が・わ・さ・さ・みですわ！｣
この喋り方は
ソフトボール部の笹瀬川佐々美だ。
これはまた厄介なやつが出てきてしまったようだ。
｢えっ？誰だよそれ！｣
どうやら春原は知らないようだ。
｢めちゃくちゃ噛みやすい名前だなぁ｣
(読みづらい苗字のやつが言うな)
｢はぁ!?なんでよ！ なんでここで岡崎がツッコンでくるんだよ！｣
春原は一人で叫んでいた。
｢春原、岡崎って誰なんだ｣
恭介に聞かれた。
｢えっ…いや…｣
春原はなんと説明していいか分からなかった。
どうやら長い夜になりそうだ…
(第２話に続く)
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