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不気味な十五夜の様な満月が
あの場所を厳かに照らす。
大木がざわざわと葉を揺らして、花子の恐怖心をくすぐる。
花子
<こわー…>
今まで夜に山に訪れたことなどない花子は、その場に立ち尽くす。
ぼぅぼぅとフクロウが鳴き、
キシキシとコウモリが飛び交う。
花子は急いで墓に向かった。
花子
<高校の制服です!!それじゃ>
心の中で早く墓に伝える花子。
後ろを見てそのまま帰ろうと、 一歩踏み出した。
その時…
花子
「ぎゃっ!?」
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