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なぜかこの日の事は覚えていた。
母
「いいかげんにして?この子はもう二歳なのよ!?じゅりあちゃぁーん。」
母が私に向かって手を広げた。
私はそばにあった石ころに夢中だったし、何より<じゅりあ>が何だかわからなかったから
母に近寄らなかった。
父
「まりあがいい!!まりあ~!お前もまりあがいいでちゅよね~?」
父が私のそばにきて
顔を近づけた。
私
「ばっ!や~っ!ばんばっ!」
父の顔が変な表情だったな…。
私は石ころを父に当てた。
理由としては…
母
「あら。お母さん。」
父が後ろを向くとそこに歩いて来たのはおばあちゃん。
私
「ばんばっ!ばんばっば!」
おばあちゃん
「あじゃじゃ。石ころ好き?」
私
「あんば~?」
おばあちゃんは話し相手だった気がする。
今でもそうだけど。
母
「この子、なんでお母さんには反応するのかしら?」
父
「オフクロ、ちょっと留美(母)と話し合いたからまりあの相手頼む!」
脚しか見えないが、両親は私とおばあちゃんを庭へおいて
家へと消えていった。
おばあちゃん
「あにしたよ。2人とも、まだ子供に名前つけねぇかぁ!」
そんなふうにおばあちゃんは言いながらも、何やらニヤニヤしていた。
おばあちゃん
「お姫様と山でもいくかー。なあ?」
私
「んまんまんまぁ!」
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