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私は母に抱っこされるよりも、おばあちゃんのオンブが大好きだった。
母はキツい香水のにおい。
おばあちゃんは優しい香りがするから。
おばあちゃん
「ふぅ~。今日も綺麗だねえ。」
多分、おばあちゃんと私にしかしらない場所。
山奥の綺麗な場所。
家が二軒建つくらいの広さ
そこには花がたくさん咲いていた。
私はおばあちゃんから離れて、きらびやかな花々に触る。
その間、
おばあちゃんはその場所にある桜の木の下のお墓にお菓子を供えたりするのだ。
おばあちゃん
「颯汰(父)の子供だよ。あんたにも見せてやりたかったねえ~。」
おばあちゃんはいつもそのお墓に話しかけています。
その時のおばあちゃんはなんだか可愛い。
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