不思議な力。

4/7
前へ
/21ページ
次へ
花子 「おばあちゃんただいまー!」 入学説明会が終わり、 私は香に途中まで送ってもらって帰ってきた。 空がほんのり朱色なころ、いつもおばあちゃんは玄関の段差に座っていた。 今日も収穫した野菜のいらない部分を切り落としていたおばあちゃん。 おばあちゃん 「おかえりー。あで?母さんはどうした?」 花子 「お母さんはそのまま帰ったよ~。かわりに香ン家に乗せてきてもらったよ。」 私がそういうと、おばあちゃんは泥だらけの手をはたいて腰を上げた。 おばあちゃん 「よっこらしょ、…ふぅ~。そうか~。香ちゃんも同じ学校なんかい?」 花子 「うん!チョー久しぶりだったよ~!」 おばあちゃんは「そうかい。」と笑った。 花子 「あ、おばあちゃん!今日制服あるから見せてあげるね!」 私とおばあちゃんは家に入った。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加