4人が本棚に入れています
本棚に追加
「成海、どうしたの?急に黙って?」
「うんん、何でもないよ。また、明日ね」
友香と別れて、思っていた。私、犬になっちゃうのかな?
涙が溢れた。それだけ、気持ちが揺れていた~疲れていたのだった。
「君は、何も変わらないさ、今日は、俺がはしゃぎ過ぎた、ごめんな!人間になれて、嬉しくって~成海の人格を無視していた。気をつけるよ」
「うん。まんじゅう」
私は、まんじゅうと会話をしていたが、相槌を打つ事が精一杯だったのだ!
家に着くと、いつもの私になっていた。匂いも気にならないし。テイションも落ち着いていた。翌朝は、やはり散歩をしていた。 マイナスを考えるを止めれば結果が良くなるパターンかな?
家族の無くした物を見つけるのも、「探し物見つかったよ」と言える優越感もたまに味わえる。
「成海に探してと頼むと、5分以内に探し出すので、頼りにされているんだ。
少しは会話も出来る
本人が自慢していたけど、賢いらしいね まんじゅうとの共存も、たまには、お互いに心の中で喧嘩になるが、折り合いが着くようになった。
それは、まんじゅうはあくまでも、間借り人(?)であり、私の心に住み着いている事を自覚させたのだ。
それからというもの~いやいやながらも、自分を抑えているらしい。例えば雨の続いた(たった二日なのに)散歩に行きたいらしく、気持ちがそわそわしていた。まんじゅうがそわそわすると、従って私までがそわそわしてしまう。まあ、今は雨の中を裸足で飛び出てしまう事はないけどね!あの時は、家族会議されたし。高校でいじめとか、悩みとかストレスとか感じているんじゃないか?って。マジに心配したらしい、それをまんじゅうは感じたんだろうね
雨を見ても行動には移さなくなった
最初のコメントを投稿しよう!