運命の輪廻転生

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「成海、どうしたの?急に黙って?」 「うんん、何でもないよ。また、明日ね」 友香と別れて、思っていた。私、犬になっちゃうのかな? 涙が溢れた。それだけ、気持ちが揺れていた~疲れていたのだった。 「君は、何も変わらないさ、今日は、俺がはしゃぎ過ぎた、ごめんな!人間になれて、嬉しくって~成海の人格を無視していた。気をつけるよ」 「うん。まんじゅう」 私は、まんじゅうと会話をしていたが、相槌を打つ事が精一杯だったのだ! 家に着くと、いつもの私になっていた。匂いも気にならないし。テイションも落ち着いていた。翌朝は、やはり散歩をしていた。 マイナスを考えるを止めれば結果が良くなるパターンかな? 家族の無くした物を見つけるのも、「探し物見つかったよ」と言える優越感もたまに味わえる。 「成海に探してと頼むと、5分以内に探し出すので、頼りにされているんだ。 少しは会話も出来る 本人が自慢していたけど、賢いらしいね まんじゅうとの共存も、たまには、お互いに心の中で喧嘩になるが、折り合いが着くようになった。 それは、まんじゅうはあくまでも、間借り人(?)であり、私の心に住み着いている事を自覚させたのだ。 それからというもの~いやいやながらも、自分を抑えているらしい。例えば雨の続いた(たった二日なのに)散歩に行きたいらしく、気持ちがそわそわしていた。まんじゅうがそわそわすると、従って私までがそわそわしてしまう。まあ、今は雨の中を裸足で飛び出てしまう事はないけどね!あの時は、家族会議されたし。高校でいじめとか、悩みとかストレスとか感じているんじゃないか?って。マジに心配したらしい、それをまんじゅうは感じたんだろうね 雨を見ても行動には移さなくなった
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