3月

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翌日久しぶりにバッチリ化粧をし、買ったばかりの服を着てバイトに向かう。 ドアを開けると、大学生の女の人がいた。 「こんにちは。」 笑顔で挨拶すると、彼女はしばらく何も言わずに私を見ていた。 ロッカーに荷物をいれ、ジャンパーを羽織る。 「浅見さんだよね?」 大学生が口を開いた。 「そうですよ。」 「うっそぉ~!?すごいイメチェン!なんか良いことでもあったの?」 「何もないですよ(笑)ただもうすぐ仕事が始まるんで、なんとなく気分転換です。」 「そっかぁ。就職って言ってたもんね。仕事始まったら、辞めちゃうの?」 「いや~、内緒で続けちゃおうかと(笑)」 「そうなんだ(笑)」 なんて、会話が弾んだ。 今まであまり話したことない人だったけど、イメチェンしたことで自信が出て、自然と明るくなれた。
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