発覚

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私は観念して、すべてを話した。 家庭環境や高校生活すべてを。 話し終わると、しばらく沈黙が流れた。 その沈黙を、先輩が破る。 「そんなこと何も知らないで、イヤなこと沢山喋らせちゃったね。」 「いえ。かえって、話したことで楽になりました。ずっと隠し事するのって大変で。」 「そっか。昴が大変なのはよくわかった。でも、もう少しバイトは控えたほうが良いよ。」 「そうだよ!今回見つけたのが私だからよかったものの、他の社員に見つかったら大変だよ。」 確かに、恵菜じゃなかったら今頃大変だ。 だからと言って、バイトを辞めるわけにもいかない。 ある程度の貯金も欲しかったし。 「曜日を変えたり、時間帯を変えたらどう?やっぱり金曜の夜は危険だし。月木の深夜と土日の午前中とか。」 「さすが先輩!ねぇ昴。そうしなよ。」 「土日の5時から10時までとか?」 「そうそう!」 「そうですね。早速店長に相談してみます。ありがとうございます。」
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