2度目の出会い

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「ここに住んでたんだ。結構近くに住んでたんだね。」 「あのコンビニ来るくらいですからね。今日はわざわざ送ってくれて、ありがとうございます。かえって悪かった気がするんですが…。」 「俺が好きでやってるんだから、気にしないでよ。」 「そうですか?」 「う~ん、昴ちゃんがそんなに気になるなら、今度ご飯作ってよ。男の独り身だと、ろくなもの食べれなくて。」 「そんなことでよければ、いつだって作りますよ。」 「ホントに!?じゃあ、今度必ずごちそうになりに来るからね。」 「お待ちしております。」 「それじゃあ、今日はこれで。おやすみ。」 「おやすみなさい。」 優人さんが見えなくなってから、家に入る。 今度ご飯食べに来るか。 きっと社交辞令だろう。 でももし本当に来たら、何を作ろう? そんなことばかり考えた。 この日は、顔がニヤケたまま眠りについた。 もうこの時には、完全に心は優人さんに囚われていた。 気付かなかっただけで…。
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