第一章
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けれど近藤に出会い、試衛館の皆と出会い、ああ、自分はこのままでいいのだと思えた。 「だから、私だけおいてきぼりだなんて嫌なんです。 皆と戦いたい。最後まで共に駆け抜けたいんです」 沖田のその言葉に、土方は耳をじっと傾けていた。 そこまで思っていたとは、考えもしなかった。 ただの興味本意か何かだと思っていたのだが、見当違いだったらしい。
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