~第一章:出逢いで出費は八千万~

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「東条院は……あれかな?もしかして迷子……とか?」 「…………」 東条院は頷いた。 何故こんな場所で迷子? 「抜け出す方法とか……分かる?」 「…………」 東条院は首を横に振った。 何故知らないなら入ったの? 「それじゃあさ、一緒に出口でも探そっか」 「…………」 東条院は頷いた。 そして歩き出すと、東条院は後ろから付いてきた。 「(やりにくい……)」 この学園にいればいろんなタイプの人と話すことがあるけど、今までにない間違いなく話しにくいタイプだった。 「…………」 「…………」 沈黙。 「………………」 「………………」 また沈黙。 「……………………」 「……………………」
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