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潤と皆は帰る支度を初める。
すると、宏哉が潤に向かって言った。
「おい、潤。おまえを混ぜて全部で5人。その中で一番えらいのは俺だからな」
今度は前の席にいる彰が後ろを向く。
「ってかなんで、お前ここに入ってきたんだ?この高校は危ねーぞ?敦も結構ヤバイし。なんたって全寮制の男子高だもんな。なんか、ストレス溜まっちまうよ」
潤は苦笑い。
『ハハハ。そう言われてみればストレス溜まりそうだね!まぁ、でも気にしないで』
そして、5人は教室を出、宏哉を先頭にし、寮に向かって歩き出した。
…。
改めて自己紹介させていただきます。
俺は、倉橋潤。県外の男子高に転校してきました。
なんで県外の高校かというと、とっても凄い秘密を持っているから。
それは…実は、私女の子だったりしてー!
そう!本当に本当に私は女の子なんです!
なぜ男子高だって?それはねー…ま、ある事情があんのよ!!
でもここ、全寮制なのよねー。一部屋5人グループだし。バレないようにしたいんだけど、さっきも言われたでしょ?敦がヤバイとかって。
ここだけの話、敦ってホモらしいよ!
…って、危ないのは私だけなんだけどさ;
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