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目がさめると、紫の地面。
そして
クケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ
発狂した『奴』の笑い声が2つ。
立ち上がった時には、私は、二人の『奴』に両腕を掴まれていた。
恐ろしい力で、私の腕を引っ張る。
私はどうしようもなかった。
私が少々もがいた所で、『奴』は離してくれる訳も無い。
目の前には、顔が付いたギロチンの処刑台。
え…?嘘…嘘嘘嘘っ…!
窪みに首を押しつけられた。
ちゃんと手首も窪みに押し付けられて。
カチッと何かを固定した音。
これから何をされるのか私は分かっていた。
首を飛ばされる。
怖さで声が出ない。
頬もつねれない。
私はどうすればいいの私はどうなるのゆめで死んだらどうなるのどうなるのどうなるのどうなるのどうなるのどうなるのドウナルノドウナルノドウナルノドウナルノドウナルノドウナルノドウナルノッ!?
鳥人間の歩く音。
ギロチンが上がっていく音。
精神を蝕む、キリキリとギロチンが上がる音。
死にたくない。
ストンと、ギロチンが落ちた。
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