魔法使い

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あることないこと可笑しいくらいに噂は噂を呼んだ。 もちろんこんな人に関して無頓着な私の耳にも入った。 思わず吹き出しちゃったけどね?(笑) こんなにたくさんの奇妙な噂の張本人たちは一体どんな人たちなのだろう?とだんだん興味を抱き始めてきた頃 放課後の誰もいない教室で一人寂しく課題を進めていた私。 この時私はテストでなんと赤点をこれでもか、というくらいとってしまい、担当の先生たちから「お願いだから、やってくれ。」と大量の課題を渡された。 どうもこの学校は成績に2以下をつけたくないらしい。 そして、これらの対応からすると、どんなに平常点を加算しても私は2以下なのだろう。 だったらテストを簡単にすればいいのに、と文句を漏らしたら、それじゃあテストの意味がないだろう。と反論されてしまった。 「終わったぁー!!」 こーんなにあった課題を3時間丸々使って消化した。 周りを見たらこの教室以外はほぼ真っ暗。 外は黒い背景 白いドット 満天の星空だ。 はっ、と時計を見るとなんともう8時過ぎ。 どおりで人の姿が見えないわけだ。 この山のようにある課題を早速職員室に持っていこうと、教室を出た。 職員室はこの教室の真下。 階段を降りている時、誰かが走ってこちらに向かってきた。
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