魔法使い

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今日はとても綺麗な星空だった。 廊下にある、小さな四角い額を覗けば そこはまるで異世界、ファンタジーだ。 たとえそれが見せかけであっても 素敵なことには変わりなかった。 もうすぐそこに昇降口があるというのに 少し手前の廊下の窓に立ち止まり 空に見とれていた。 輝いていて 切なくて 悲しくて 他と輝きが違う月より 私は星に ただ星を見ていた。 そのとき、ガッチャーン!!と何か大きな音がした。 え・・?何?? 突然のことで驚きを隠せない私。 音のした方は・・確か・・・ ここ? ゆっくりと足を運ばせ1つの扉の前にきた。 分からない。 どうして気にしないで帰らなかったのか? だって私には関係ないことだもの。 だけど、 どうしても気になってしまったの。 私の前にそびえ立つ扉。 そこは学校の七不思議の1つとして有名な 《満月の部屋》
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