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「紗代～この人誰？」
私は興味本位で聞いた。
紗代はプリクラ帳を覗き込みながら、
「ん～？この人は隆久の親友で、康介っていうんだ。」
半年前まで、隆久と紗代は付き合っていた。
隆久は紗代に相当惚れ込んでいたが、紗代は追いかける恋がしたいと言って、隆久を振ってしまった。
当時、紗代のことで私は隆久から相談を受けていた。
隆久は紗代と別れた後、私に電話をくれた。
「色々と相談に乗ってくれてありがとう…」と、隆久は電話越しに泣いていた。
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