出会い

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「手帳じゃないよっ。プリクラ帳だよ。紗代が手帳なんてつける訳ないじゃん」と、紗代は笑った。 確かに。 その日を生きる。 思いたったら吉日! 即行動! そんな思いきりの良い紗代には手帳は似合わない。 「うん。なんか、わかる(笑)プリクラ帳かぁ。高校の時の?見ていい?」 紗代の了解を得た私は、プリクラ帳を眺めていた。 高校の制服を着てヘン顔をしてる私達や紗代の友達や姉妹、色んな顔がそこにはあった。 私は、最後のページにいた一人の男の子に目を留めた。
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