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そしてわたしは、愛の言葉も、抱きしめてくれる腕もなくした。 ふたたび手に入れる気も失せていた。 恋とか、男とか、どうでもいいような気がした。 職場の同僚に誘われた合コンには、イマイチ好きなタイプの男がいなかった。 どこで、わたしが男と別れたと聞いたのか、恭一まで、飲み会に誘ってきた。 寂しくないといえば嘘になるけれど、休日を女友達と過ごすのも楽しい。 ,
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